Boost.勉強会 #4を開催しました。

Boost.勉強会 #4


発表者や資料のまとめ、関連リンクなどはboostjpの方にまとめておきましたのでそちらをご参照ください。こちらでは感想などを書いてみます。

  • 会場について

今回も、IIJ様のセミナールームをお借りしてBoost.勉強会を開催させていただきました。
当日に工事があったため回線が安定しませんでしたが、IIJのインフラによるライブ配信では非常に高画質な映像を配信できていたようで、オンライン参加の方も快適だったと思います。
今回のライブ配信の仕組みの構築のような、会場提供と同時に自分たちの技術をアピールするといった試みはすばらしいと感じました。
これからもよろしくお願いします。

  • Boost Fusion Library

私の発表でした。使い道がよくわからないと言われるBoost.Fusionについてまとめてみました。
参考文献として掲載したものの中にも、私の発表には出てこないいくつかのユースケースや、Fusionの歴史などの貴重な資料がありますので、ぜひご参照ください。

  • OpenALで今日から始めるオーディオプログラミング

オーディオ周りは、私がいる界隈ではなかなか話にでてこない(が使う)ものなので、とてもよかったです。次はもうちょい突っ込んだ話(C++でラップする際の設計とか)や、Direct Sound, XAudioのような他のオーディオライブラリのアプローチなども聞いてみたいところです。

  • C++コミュニティーの中心でC++をDISる

Haskeller視点のこういった話は貴重なので勉強になりました。
私の中の結論としては、型の制約とコンパイルの話を除けば「C++0xとBoostでOK」でした。
正当な意見だと思ったので反論という反論はとくにないですね。

  • なぜ僕はProtoをぺろぺろするのか

よし、わからん。
Protoで何か作ろうと思っても「何を作ろう」でいつも止まってしまうライブラリですねぇ。
Boost.Phoenixのように、とりあえずベタに書いて、後々Boost.Protoで綺麗に書き直す、というのがいいかもしれません。

  • Boost.Optional

ないと生きていけません。
すばるさんが作っているOptionalの改善案はぜひBoostに提案していただきたいので、手伝えることはなんでもやります!
とりあえず、boostjpのGoogle Groupで期間を決めてレビューを行い、提案の際にはメールを双方向に即訳せばいいでしょうかね。

  • 実践 shared_ptr

shared_ptrであまり複雑な設計はしたことがないのですが、レガシーAPIのラップは大変なことがありますねぇ。そういった経験からくるプラクティスは貴重だと思います。

  • TR18015:2006を読む

盲信と決めつけはよくない、という話に帰着します。

  • ゲーム開発のC++

Boostを使おう!triboolはたぶん、optionalのほうがいいかも。
あとあと要求が出てくると複雑な設計になりがちですが、そうでなければ循環参照が根本的に起こらない設計は十分可能だとは思っていて、ただそういったケースになかなか出会わないのでなんともいえません。

  • C++ではまる

ロケール爆発しろ、という話ですね。

  • BoostCon行こう

お金と時間がない・・・。
いや、そんなこと言ってるとドツボに嵌るのはわかっているんですが・・・。
早くもうちょい自由に動けるように立ち回らないと・・・。

  • 感想まとめ

今回は東京でBoost.勉強会を開催している裏で、北海道でもid:heisseswasserさん主催で勉強会を開催していたようです。
東京のBoost.勉強会をライブ配信で見つつ、それをネタに話していたようですね。


いつもスケジュールがきつきつで、休み時間でもなかなか参加者同士の交流の時間がとれていないのですが、id:kumagiさんとid:bsdhouseさんによる夢のLock-free対談などが行われていたりして、そういった場を作り出せたのはよかったかな、と思います。ちなみに、その議論の模様をiPhoneでビデオに撮ってたりしたのですが、ひっそりと自分だけで楽しんでおくことにします。音が拾えてなくてごめんなさい、とも言います。


それと、次回以降は個人の発表だけではなく、ディスカッションなども勉強会に組み込んでいけたらいいですね。モデレータとテーマは常に募集しています。
オフライン勉強会の醍醐味は「経験の共有」という点にあると思っていて、それの最たるものであるディスカッションによって得られるものは大きいんじゃないかと思います。
また、Boost.勉強会は現在、参加費無料で開催していますが、情報の方向が単方向ではなく双方向だからそうしている、というのが理由としては大きいです。セミナーではなく勉強会ですので、仲良くしろとは言いませんが情報交換は積極的に行ったほうが得られるものは多いです。意識して行動してみることをオススメします。
ただ、そういった空気の作り方に関して、私もまだまだ勉強不足なところですので、アドバイスいただけるとうれしいです。


東京の次回開催はまだ未定ですが、今年は東京、関西だけではなく、名古屋と北海道(それと福岡?)でも開催予定です。みなさんご協力お願いします。