Boost.勉強会#2を開催したよ

9/11(土)は、Boost.勉強会#2でした。
会場をご提供いただいたIIJ様、ありがとうございました。


Ustの配信をお願いしていた方が急遽来れなくなるというトラブルもありましたが、
IIJさんの計らいにより、なんとか配信/録画できました。以下に動画への各URLを記載しますので、来れなかった方はチェックしてみてください。

動画 : http://www.ustream.tv/recorded/9486579
資料 :




今回は差分のみで量も少なかったので、時間通りにしゃべりきることができました。
動画を見直したら、かなり早口になってたので改善したいとこです…。


動画 : http://www.ustream.tv/recorded/9487100
資料 : http://www.slideshare.net/egtra/boostgraph

第1回に引き続き、Boost.Graph入門について話してもらいました。
今回のお題は最長片道切符という、egtraさんらしいものでしたね。
Graphはまじめに覚えたい。


  • Boost.GIL 画像処理入門(Leo)

動画 : http://www.ustream.tv/recorded/9487917
資料 : Boost.GIL 画像処理入門.pdf


遅れてきた方を迎えにいったりとバタバタしてたので全ては聞くことができませんでしたが、
非常に丁寧な解説でわかりやすかったです。あとで動画見直します。
Leoさんは、GILは「ジル」か「ギル」どっちの読み方なんだろうと思っていたら「ジーアイエル」という読み方だったのが一番衝撃的だったりしました。私は「ジル」かなー。
GILがサポートしてるフォーマットはJpeg, Png, TIFFの3つですが、携帯画像への変換処理なんかが必要になることがたまにあるので、GIFもサポートしてほしいとこです。
あと、libjpeg, libpngをビルドする必要があるので前準備がなかなか大変なのと、ExtensionをAdobeのサイトから別途ダウンロードしてくる必要があるのがめんどいので、今後なんとかしてほしいなーと思ってます。
しかし、GILのセッションは非常に貴重なものだったのでとてもありがたかったです。
これを参考に何か作ってみたいですね。


動画 : http://www.ustream.tv/recorded/9488692
資料 : http://prezi.com/aigm45d07lrp/sexyhook2/


わんくま横浜勉強会#03でver.1のセッションをしてましたが、私が何気なく「Boost.勉強会までにver.2をお願いします!」と言ったら2週間でほんとにver.2を作ってきたのがびっくりでした。rtiさんめっちゃ早い。
SEXYHOOKにはがんばってもらいたいとこですが、ユーザーへの注意点としては、SEXYHOOKは低レベルAPIを直に使って書かれたコードを救済するためのものなので、本来であれば真面目に設計してれば使わなくて済む、というのを最初に考えてもらいたいですね。


あと、SEXYHOOKが今後64ビットやARMへの対応が入ると思いますが、一人で全てのプラットフォームをサポートしていくのはなかなか厳しいと思うので、今回のセッションで興味を持たれた方は、開発に協力してあげてください。
英語ドキュメントの作成をしてくれる方を切望しているようなので、そちらも協力お願いします。


動画 : http://www.ustream.tv/recorded/9489637
資料 :


const!
Flyweightはやはり、immutableな文字列が必要な場合にはがんがん使っていった方がよさそうですね。
解放する術がないというのも、文字列程度のリソースなら問題になることはあまりないんじゃないかなと思います。


動画 : http://www.ustream.tv/recorded/9490179
資料 : http://syuki.skr.jp/files/20100913/msgpack-boost.pdf


最近、精力的に開発が進められているMessagePackのセッションでした。
かなり使いやすそうなので今後活用していきたいところです。
まぁ、一番印象的だったのは、古橋さんの声でしたが。id:DigitalGhostさんは「いい声すぎて睡魔が(ry」と言ってましたw


動画 : http://www.ustream.tv/recorded/9490742
資料 : http://tricklib.com/cxx/ex/babel/mastering.babel.pptx


文字コードC++では未だに開拓中の分野なので、バベルがBoost入りしてほしいなー。
TLを見る限りでは、自分のプロジェクトでバベルが使われていた、というのが何件かあったようですね。


動画 : http://www.ustream.tv/recorded/9490897
資料 :


vtable版のType Erasureを書くのはめんどくさいので、たしかにそれを自動生成するライブラリはほしいです。
構文さえもうちょい書きやすければ積極的に使っていきたいのですが・・・。


  • 懇親会

私が懇親会の会場を選ぶ際は、動きやすさ、を一番に考えます。
せっかくいろんな方と話せる場なので、一度座ったら二度と抜け出せないようなテーブル配置だとなかなか厳しいですからね。
今回は魔導書の著者がたくさん参加してることもあり、私がいろんな人を著者陣に紹介して回ってましたが、今後私が参加する懇親会でも私に言ってもらえれば知ってる範囲で紹介して回るので言ってください。


前日に何気なく「個人を識別できるプログラムを名刺として持ってきてください!」とTwitterでつぶやいたら、
id:tt_clownさんがCLXライブラリのページを名刺サイズに印刷して持ってきてくれてましたね。
これは話のタネにもなるので実はいい試みだったんじゃないかと思ったりしてます。


そういえば今回はid:repeatedlyさんが来てたなーと思って懇親会会場で「この中にD言語の人はいますかー」と言ったら周りのひとが一人をビッと指さしたので一瞬で見つかりました。どんな変なひとなんだろうと思ったら意外とふつうの人でした。


  • 反省点

前回、キャンセル率、当日のドタキャン率が高かったので今回はboostjpのGoogle Groupへの登録を促してのリマインダメールを送るようにしました。参加登録して来ない人はだいぶ減ったと思いますが、キャンセル率は前回と変わってないですね…。
結果的に29人のキャンセルがありましたが、当日キャンセルが10人以上見受けられました。
キャンセル待ちの人がいた場合、当日キャンセルがあって参加できることになっても予定が立てられないでしょうから、参加登録する際はなるべく予定が決まってから行っていただきたいですね…。
スケジュールの調整というのも、ひとつのスキルだと思います。


ただ、懇親会の方はキャンセルがほとんどなく、なんとか調整することができました。
懇親会のキャンセルがあった場合に主催者が赤字をかぶらないといけないリスクがある、というのが勉強会を開催する際のネックになってます。
今回は一人だけ当日連絡がつかずに私が支払うことになったので赤字は3,500円程度でしたが、前回は1万円以上の赤字でした。
お金の発生するイベントには、注意事項を一文追加するだけで効果があることがわかったので、今後勉強会を開催される方は参考にしていただければと思います。


  • 総評

今回は当日バタバタしてたこともあり、いろんな方にご協力いただきました。
会場の提供、Ust配信でご協力いただいたIIJ様、入場のお手伝いをしてもらったid:melpon、魔導書の直販をしてもらったid:Akinekoさん、本当にありがとうございました。


Boost.勉強会は今後もしゃべれる人が集まり次第開催していこうと思いますので、ネタがある人は随時なんらかの方法でコンタクトをとってきてください。
それと、Boost.勉強会を自分の地元で開催したい、という方は私の許可をとる必要は全くないのでどんどん開催していってください。5人くらい集めてBoost.勉強会#3.5を開催しようぜ!とかでも全然かまいません。
また、Boost.勉強会で発表する内容はBoostに限らず、C++0xや他のサードパーティライブラリでもかまいませんので、自分の作ったライブラリをもっと広く知ってもらいたいといった目的で発表するのもいいと思います。