11/05(土)は「Boost.勉強会 #6 札幌」でした。
私を含む数名は前日入りして札幌観光や前夜祭に参加してたりしました。
私は「Boost.Geometryに学ぶテンプレートライブラリの設計」というタイトルで発表してきました。
Conceptで設計されたライブラリは他のライブラリと組み合わせて使うことまで想定して設計されていますが、そういった設計になっていることを知らないと組み合わせて使えないので、Boost.Geometryがどういう設計になっているのか、それはどうやって作られているのかを話し、他にどんなライブラリがConceptで設計されているのかを紹介しました。
その他の発表でとくにおもしろかったのは、近藤さん(id:redboltz)のBoost.MSMですね。
データの持ち方なども相談できてよかったです。
Boost.MSMのコードを見ていて思うのは、on_entry, on_exitのテンプレートパラメータを書くのがめんどくさい、というものなので、定型コードを生成するマクロがあってもいいかもしれません。こんな感じでしょうか:
struct State : msm::front::state<> {
ON_ENTRY {
...
}
ON_EXIT {
...
}
};
fadis_さんが作ってるContainerFacadeは、「Range用アルゴリズムを作る」という動機には賛同したいとこなので、今後協力していきたいと思います。
あと、前夜祭や懇親会では、北海道のBoostersとたくさん話すことができたのでよかったです。
次回のBoost.勉強会は12/03(土)に東京でやります!
また皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。
今回の資料はboostjpのページにまとめてありますので、ぜひご参照ください。
https://sites.google.com/site/boostjp/study_meeting/study6