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Boost.勉強会 #10 東京を開催しました

C++

Boost.勉強会 #10 東京 - boostjp


2012/07/28(土)、IIJさんのセミナールームをお借りして、Boost.勉強会 #10 東京を開催しました。
資料は上記ページにまとめてありますので、そちらを参照してください。


Boostライブラリ一周の旅 1.50.0

まず、東京では毎回のようにおこなっている、Boostライブラリ一周の旅です。この企画は、Boostのバージョンアップについていけなくなってきた人向けに、Boostのなるべく全てのライブラリを紹介していこう、というもので、今回は1.49.0から1.50.0までを紹介しました。発表では差分のみを紹介しましたが、全体にマージした資料も用意してますので、初めての方はそちらもご覧ください。


C++Now! 2012参加レポート
以前このブログでも書いた、C++Now!の参加レポートです。資料はそんなに文字を書いてなくて口頭でいろいろ話してましたが、お金の話をしてませんでした。来年C++Now!に参加する人のためにここで書いておきます。
全体としては、30万円かからないくらいでした。内訳としては、以下のような感じです:

  • 飛行機代 : 12万円
  • ホテル代 : 8泊8万円(1日多くとった)
  • C++Now!参加費 : 5万円
  • 飲食代 : 3万円

来年参加したいと考えてる方は、ご連絡いただければ相談に乗れると思います。


C++ Transactional Memory言語拡張の紹介
いつもC++11の並行周りでお世話になっているid:yohhoy先生の発表でした。GCC 4.7でも実験的な実装が行われている、トランザクショナルメモリ言語拡張の紹介でした。ハードウェアサポートがないとSTMはそれほど速くはならないので、次のC++が決まるまでには状況が変わってるといいですねぇ。


全員参加ディスカッション
今回、Boost.勉強会では初めてディスカッションをやってみました。それもパネルディスカッションではなく全員参加ディスカッションです!
ディスカッション手法としては、ワールド・カフェというのを採用しました。この手法では、以下の手順でディスカッションを行います。

  • 小さなグループを作ってディスカッションする
  • 短めの時間でグループのシャッフルを行う
  • シャッフルの際、テーブルキーパーを一人決めて、その人以外がテーブルを移動する
  • テーブルキーパーは、そのテーブルで行われたこれまでの議論を、やってきた人に説明する
  • 別なテーブルにやってきた人は、自分のテーブルで行われた議論を他の人に説明する
  • このシャッフルを何度か繰り返したあと、全員が最初に座っていたテーブルに戻る
  • 別なテーブルに行ってた人は、テーブルキーパーや他のメンバに、他のテーブルで経験したことを説明する
  • テーブルキーパーは、ディスカッションがどのような変化をしていったかを他のメンバに説明する

ワールド・カフェは、結論を出さないディスカッション手法です。いろんなテーブルでいろんな人と議論をしてもらい、多様な意見を交わしてもらうことを目的にしています。


今回、初めてのことだったので、準備不足だった点はあると思いますが、それでも一人だけぽつーんと取り残される人が見当たらず、みんな議論を楽しんでいたように思います。テーブルキーパーの方々がうまく機能してくれたと思います。
ちなみに私は全てのテーブルをつまみ食いのようにして渡り歩いていました。それはそれで楽しかったです。
今回の反省点は、次回以降ディスカッションを行う際に改善していこうと思います。毎回ディスカッションを行うと気後れする人がけっこういそうなので、ディスカッションは3回に1回くらいがいいかなと考えていたりします。


ディスカッションは、「内輪の空気を払拭したい」という動機から始めました。何回も続いているイベントだと、当然仲のいい人はできますし、共通の話題と暗黙の了解が自然とできていきます。それが新規参加者を拒む壁のように思えてしまうのをどうすれば解決できるか。内輪ネタをしゃべるな、とすれば解決するのか。そういった議論を運営メンバでおこない、その結論として、内輪を広くすればいい、という話になりました。内輪のネガティブな空気を払拭するには、より広い交流を促せばいいんじゃないかと思い、ディスカッションをやろう!という結論に至りました。
今回のディスカッションの成果がいい方向に出るかどうかはまだわかりませんが、それでも何らかの変化が起きてくれたらいいな、という期待をもっています。